年収の壁 Income walls

パート労働者が税金や社会保険料を負担し始めたり、扶養から外れたりする年収の基準。別称:103万円の壁、106万円の壁、130万円の壁、178万円の壁。

日本の税と社会保険の制度には、少し多く稼ぐことで、多くの場合は世帯の第二の稼ぎ手であるパート労働者の手取りがかえって減ってしまう点がいくつかあります。多くの人がそれを下回るように労働時間を抑えており、そのため年収の壁は人手不足の問題となり、たびたび政治の争点になってきました。

最初に動いたのは所得税の壁です。何十年もの間、給与収入103万円でした。2025年度税制改正でこれが160万円に、2026年度税制改正で2026年分の所得について178万円に引き上げられました。社会保険の壁は仕組みが異なります。いわゆる106万円の壁は、勤務先の健康保険と厚生年金に加入する基準となる月額8万8,000円の賃金要件でしたが、2026年10月1日に撤廃され、適用対象の事業所のパート労働者は週20時間以上働けば加入することになりました。適用対象の事業所は、現時点では被保険者数51人以上ですが、2027年10月からは36人以上に引き下げられ、企業規模要件は2035年までに段階的に撤廃されます。130万円の壁は、配偶者や親の健康保険の被扶養者となるための収入の上限です。2026年4月からは労働契約に定められた賃金で判断されるため、想定外の残業で上限を超えることはなくなりました。19歳から22歳の人については上限が150万円です。

企業も独自の壁を設けています。多くの日本企業は、配偶者の収入が一定額を下回っている間だけ配偶者の家族手当を支給しており、その基準は法定の壁のいずれかに連動していることがよくあります。

外資系企業にとってのポイント

出典

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