The Hardest Market ・オーストリア
オーストリアの人事データ
オーストリア(ウィーン)で人を雇うときの基本ルールと費用を、公的資料をもとに日本語でも整理しました。
36.3%管理職に占める女性(2025年、ILO)
1.30×年収€70,000の場合の人件費総額(給与に対する倍率)
13祝日(2026年)
雇用のルール
| 法定の年次有給休暇 | 5週間(25労働日)、勤続25年以降6週間 |
|---|---|
| 祝日(2026年) | 13日 |
| 解雇の予告 | 雇用主は勤続に応じ6週間〜5か月、従業員1か月 |
| 法定の解雇手当 | 雇用主の支払義務なし、給与の1.53%を退職金基金に積立 |
| 合意退職の相場 | 公的な目安なし |
| 試用期間 | 最長1か月 |
| 労働時間 | 週40時間(多くの労働協約で38.5時間) |
| 解雇の難しさ | 中程度:理由不要だが勤続6か月以降は社会的不当として異議申立可 |
雇用主の負担
| 雇用主社会保険料(月給12回分) | 21.23% |
|---|---|
| 雇用主社会保険料(13・14回目) | 20.48% |
| 家族負担調整基金拠出金(DB) | 3.7% |
| DB付加金(DZ、ウィーン) | 0.36% |
| 市町村税(Kommunalsteuer) | 3% |
| 退職金積立(従業員福祉金庫、BV) | 1.53% |
| ウィーン地下鉄税(雇用主負担金) | €104/年 |
本人の負担
| 社会保険料(月給12回分) | 18.32% |
|---|---|
| 社会保険料(13・14回目の特別給与) | 17.07% |
年収別の手取りと人件費
| 年収 | 本人負担 | 税金 | 手取り | 人件費総額 |
|---|---|---|---|---|
| €50,000 | €9,070 | €5,377 | €35,553 | €64,961 |
| €70,000 | €12,699 | €10,962 | €46,339 | €90,903 |
| €95,000 | €17,235 | €18,141 | €59,624 | €123,331 |
| €130,000 | €17,601 | €32,367 | €80,032 | €161,765 |
ウィーンの雇用主に勤務する職員(Angestellter)、オーストリア税務居住者・国籍(外国人向け優遇なし)、独身・子なし、通勤控除なし、2026暦年。オーストリアのホワイトカラーは年14回払いが標準で、月給12回に加え、13回目(休暇手当)と14回目(クリスマス手当)がそれぞれ月給1か月分支給される。このため本データの年額(給与水準・検証値)はすべて月給×14で、13・14回目の特別ルール(社会保険料率が低い〔労働者会議所負担金・住宅建設負担金なし〕、別枠の年間保険料上限、累進税率ではなく620ユーロ控除後の一律6%課税)を再現している。社会保険料は2026年ウィーンの料率(住宅建設負担金は2026年1月1日から労使各0.75%)、通常給与の所得税は勤労費用概算控除132ユーロと交通税額控除496ユーロのみ適用。雇用主側にはウィーンの商工会議所付加金(DZ、雇用主が商工会議所会員である前提)と地下鉄税を含む。