育児・介護休業法:5年後見直しの議論開始、男性育休の取得日数・くるみん・中抜け取得が論点に

労働政策審議会は、2021年の育児休業制度改正の5年後見直しに着手しました。従業員1,000人超の事業主に男性の育児休業の取得率だけでなく取得日数の公表を求めること、くるみん認定の基準引上げ、時間単位の子の看護等休暇・介護休暇の中抜け取得、深夜業の制限を妨げる同居家族の年齢を16歳から18歳に引き上げることなどが論点となっています。

状況
検討中
施行日
法案は未提出です。労働政策審議会の分科会は2026年10月2日に論点案を受け取りましたが、報告や法案の時期は示されていません
対象
成立した場合はすべての事業主。公表に関する提案は常時雇用する労働者1,000人超の事業主が対象

変更の内容

現時点では何も変わっていません。これは提案段階であり、論点は議論の出発点にすぎません。

出生時育児休業(産後パパ育休)の創設や、妊娠・出産を申し出た従業員への個別周知義務を定めた育児・介護休業法の2021年改正(令和3年法律第58号)は、2022年の施行後5年をめどに政府が見直しを行うことを定めています。労働政策審議会雇用環境・均等分科会は2026年9月1日に議論を開始し、2026年10月2日に見直しの論点案が示されました。

厚生労働省の統計では、2025年度の男性の育児休業取得率は50.9%で、2030年までに85%とする政府目標に対して開きがあります。取得した男性の約6割は、取得期間が2週間から3か月です。

対象

成立した場合はすべての事業主。公表に関する提案は従業員1,000人超の事業主が対象で、くるみん基準の変更はくるみん認定を取得している、または取得を目指すすべての企業に関係します。

企業が取るべき対応

出典

本ページは雇用主向けの一般的な情報であり、法的助言ではありません。基準値や日付は掲載の出典に基づき確認していますが、実際の対応にあたっては弁護士または社会保険労務士にご確認ください。 英語版