産業医 Industrial physician

常時50人以上の労働者を使用する事業場が選任しなければならない医師。別称:嘱託産業医、専属産業医。

産業医とは、産業保健の研修を受けた医師で、従業員の健康を守るために事業者に助言を行います。選任義務は会社単位ではなく事業場単位で適用されます。パートタイマーを含め常時50人以上の労働者を使用する事業場は、その基準に達してから14日以内に産業医を選任し、労働基準監督署に報告しなければなりません。多くの事業場は非常勤の嘱託産業医と契約しています。1,000人以上、または特定の有害業務に500人以上を従事させる事業場は専属の産業医が必要で、3,000人を超える事業場では2人必要です。

その役割は法律で定められています。産業医は通常毎月職場を巡視し、衛生委員会に参加し、健康診断の結果を確認し、就業上の措置について助言します。月80時間を超える時間外労働を行い疲労の蓄積が認められる従業員は、医師(通常は産業医)による面接指導を受けることができ、事業者は医師の意見に基づいて措置を講じなければなりません。50人以上の事業場は年1回のストレスチェックも実施しなければならず、2025年の法改正により、この義務は2028年4月1日から小規模事業場にも拡大されます。

実務上、産業医はメンタルヘルス案件の中心的な存在です。従業員が休職から復職する前に、事業者は通常、主治医の意見とあわせて、就業が可能か、どのような条件であれば可能かについて産業医の意見を求めます。

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出典

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