男女雇用機会均等法 Equal Employment Opportunity Act

1985年に制定され、1997年と2006年に強化された、雇用における性差別を禁止する法律。別称:均等法、雇用機会均等法。

1985年の均等法は画期的な法律でしたが、実効性はほとんど伴っていませんでした。日本が国連の女子差別撤廃条約を批准するために制定された面もあり、教育訓練、一部の福利厚生、定年、解雇における差別は禁止したものの、キャリアを左右する募集、採用、配置、昇進については、女性を均等に扱うよう努めることを求めるにとどまりました。多くの大企業はこれに対応してコース別雇用管理を導入しました。転勤と昇進を伴う総合職と、それらを伴わない一般職です。形式上は男女いずれにも開かれていましたが、実際には一般職はほぼ女性向けでした。

1999年4月施行の1997年改正により、努力義務は禁止規定に改められ、勧告に従わない事業主の企業名を公表できるようになり、セクシュアルハラスメントに関する配慮義務が導入されました。2007年4月施行の2006年改正では、法律が女性だけでなく男性も保護するものとなり、妊娠・出産を理由とする不利益取扱いが禁止され、間接差別の概念が導入されました。日本における間接差別の範囲は狭く、省令で定める措置だけが該当します。それは3つで、採用における身長・体重・体力の要件、業務上の必要性なしに採用、昇進、職種の変更において転居を伴う転勤に応じることを要件とすること、そして昇進に転勤経験を要件とすることです。女性に対するポジティブ・アクションは明文で認められています。

法の実効性の確保は、いまも行政指導、都道府県労働局による調停、そして最終的には企業名の公表に頼っています。法律自体に損害賠償の規定はありません。成果は緩やかです。2025年の賃金構造基本統計調査では、女性の所定内給与は男性の76.6%で、比較可能な統計が始まった1976年以降で最も差が小さくなりました。2025年度の課長相当職に占める女性の割合は13.2%でした。

外資系企業にとってのポイント

出典

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