飲み会は飲酒を伴う集まり全般を指しますが、仕事の文脈では、同僚が終業後に連れ立って出かけることを意味し、上司が多めに支払うことがよくあります。名前の付いた機会もあります。新しく入った人の歓迎会、異動や退職の際の送別会、プロジェクトの打ち上げ、忘年会です。また、長い一日の後に同じチームの2、3人で行く非公式なものもあります。
この慣習は、旧来の雇用モデルの中では理にかなっていました。30年間同じ人たちと働くことを前提にするなら、人間関係は投資する価値のある資産であり、社内の上下関係を離れた夜の時間は、より率直に話せる場になります。「飲みニケーション」という言葉は、酒の席でしか出てこない本音があるという考えをよく表しています。
その前提は実在しますが、弱まりつつあります。若い社員ほど夜を自分の時間と考える傾向があり、コロナ禍で多くのチームの習慣が途切れ、物価上昇で費用も参加しない理由になっています。飲酒や参加の強要は、今ではハラスメントの申立てに登場します。参加が事実上強制であれば、労働時間にあたると主張される可能性もあります。
外資系企業にとってのポイント
- 任意参加とし、そう明言する。 常識的な時間内に収め、ノンアルコールの選択肢を用意し、参加の有無を評価に影響させないようにします。ランチでも同じ役割の多くを果たせます。
- 歓迎会と送別会の予算を確保する。 歓迎の集まりがなければ、中途入社者は気づきます。最も安価なオンボーディングの手段の一つです。
- 来日する経営幹部は、一人ずつ食事をする。 地域本社から来日し、日本の経営陣の一人ひとりと個別に夕食をとり、それを続けるリーダーは、ビデオ会議では得られない信頼を築きます。
- 不参加を意欲の低さと受け取らない。 チームで飲みに行くことがめったにない日本のチームは、特に子育て中や介護中のメンバーがいる場合、今では珍しくありません。
出典
- 一般的な用法
- 労働基準法、労働施策総合推進法及び厚生労働省のパワーハラスメントに関する指針(2020年)