反省とは、自分の行いを振り返り、足りなかった点を明らかにし、改善を決意することです。その習慣は早くから始まります。日本の子どもたちは行事や遠足の後に振り返りを書き、問題行動に対しては反省文を書かせるのが一般的です。企業では、プロジェクトや繁忙期の後に開かれる反省会として現れるほか、目標を達成できなかった管理職は、まず自分自身に何ができたかを説明することから始めるものと期待されています。
欧米のポストモーテムとの重要な違いは、出発点にあります。反省はプロセスや他者ではなく自分自身に向けられ、成功した後にも行われます。トヨタなどの企業では、数字を達成したプロジェクトであっても、何がもっとうまくできたかを問うのが習慣です。うまく機能すれば、問題が表面化し当事者がそれを引き受けるため、改善を支えます。うまく機能しなければ、形だけの自己批判となり、構造的な原因や他者のミスを指摘することをためらわせます。
反省は自己表現のあり方にも影響します。日本では自分の弱みを語ることは成熟の証であり、自分の成功を誇ることは未熟に映りかねません。
外資系企業にとってのポイント
- 自己評価を補正する。 人事評価で、日本人従業員は他国の同僚よりも自分を低く評価し、うまくいかなかった点から話し始めることがよくあります。控えめな自己評価をそのまま実態と受け取らず、自己アピールが当たり前の地域と同じ基準で比較しないでください。
- 面接でも同じように読み取る。 成功したプロジェクトについて、主に「次は何を変えるか」という観点から語る候補者は、弱みではなく強みを示しています。どのような成果を上げたのかを尋ねてください。
- 反省と責任追及を切り分ける。 率直な振り返りを求めるなら、プロセスの不備や上からの決定を指摘してもよいことを明確にしてください。
- 危機の際には反省が期待される。 日本で何かが公に問題となった場合、顧客や従業員は、次に進む前にリーダーがそれを認め、何を変えるのかを説明することを期待します。
出典
- 一般的な用法。
- トヨタ自動車が公表している「トヨタウェイ」に関する説明。