日本
フランス
為替:欧州中央銀行の参照レート(2026-10-23). 前提:日本は東京・協会けんぽ、年収を毎月均等に支払い(賞与なし)、扶養なし。フランス:パリ勤務の無期雇用の管理職(cadre、専門職採用では通常こちら)、フランス税務居住者・フランス国籍(外国人向け優遇制度なし)、独身・扶養家族なし(課税単位1)、給与のみを毎月均等に支給(賞与・利益分配なし)、社会保険料率は2026暦年。所得税は2026年に適用される累進税率表(2026年財政法による2025年所得分、2026年の源泉徴収率の基礎)と標準の10%職業経費控除を用いる。源泉徴収(prélèvement à la source)は納付方法にすぎない。雇用主はパリ所在の従業員50〜249人の民間企業で、RGDU軽減(最低賃金の3倍未満)の対象外と仮定。
年収水準ごとの比較
| 年収(米ドル換算) | 日本 | フランス |
|---|---|---|
| $60,000 | 人件費 1.14× 手取り 73% ¥9,408,202 | 人件費 1.47× 手取り 70% €53,605 |
| $120,000 | 人件費 1.10× 手取り 66% ¥18,816,403 | 人件費 1.46× 手取り 64% €107,210 |
| $250,000 | 人件費 1.05× 手取り 57% ¥39,200,840 | 人件費 1.45× 手取り 56% €223,354 |
雇用ルールの比較
| 日本 | フランス | |
|---|---|---|
| 法定の年次有給休暇 | 勤続6か月で10日、最大20日。年5日の取得義務 | 年5週間(30労働日) |
| 2026年の祝日 | 18 | 11 (パリ) |
| 解雇の予告 | 30日前の予告、または解雇予告手当 | 法定1〜2か月、管理職は通常3か月 |
| 法定の解雇手当 | なし | 勤続8か月以上で1年につき月給1/4(10年超は1/3) |
| 合意退職の相場 | 月収3〜6か月分+有給買取が一般的 | 公式な目安なし、合意解約(rupture conventionnelle)が一般的 |
| 試用期間 | 3〜6か月が一般的。解雇には合理的な理由が必要 | 管理職4か月、1回更新可(最長8か月) |
| 労働時間 | 週40時間。残業は原則月45時間・年360時間まで | 週35時間、管理職は通常年218日の日数制 |
| 解雇の難しさ | 非常に難しい(客観的に合理的な理由が必要) | 難しい:現実かつ重大な理由が必要、賠償額は上下限表 |
| 管理職に占める女性の割合(ILO) | 14.5% (2023) | 38.7% (2024) |
よくある質問
年収12万ドル相当の人を雇うと、日本とフランスで会社の負担はどう違いますか?
2026年10月時点の料率と為替で、日本(東京、年収¥18,816,403)では会社負担の社会保険料等を含む人件費は年収の1.10倍、フランス(年収€107,210)では1.46倍です。本人の手取りは日本が年収の66%、フランスが64%です。
日本とフランス、どちらが雇用コストは低いですか?
この年収水準では、年収に上乗せされる会社負担の比率は日本のほうが低くなります。ただし比率は年収によって変わり、社会保険料の上限がある国では高年収ほど比率が下がります。計算機で実際の年収を入れて比べてください。
解雇の予告と手当はどう違いますか?
日本:30日前の予告、または解雇予告手当。法定の解雇手当はなく、月収3〜6か月分+有給買取が一般的。フランス:法定1〜2か月、管理職は通常3か月。法定の手当は「勤続8か月以上で1年につき月給1/4(10年超は1/3)」、合意退職は公式な目安なし、合意解約(rupture conventionnelle)が一般的。
有給休暇と祝日はどちらが多いですか?
日本は勤続6か月で10日、最大20日。年5日の取得義務、2026年の祝日は18日。フランスは年5週間(30労働日)、2026年の祝日は11日です。
出典:日本(協会けんぽ、日本年金機構、厚生労働省、国税庁、総務省)。フランスの料率・雇用ルールは各項目に一次資料のリンクを付けてフランスの人事データに掲載しています。為替は欧州中央銀行の参照レート(2026-10-23)、ECBが公表しない通貨は各国中央銀行のレート。
誤りや新しい数値にお気づきの場合は、訂正を報告する。原資料と照合し、10営業日以内にご回答します。